マンションの暮らしを安全で快適にできるIPインターホンの後付け
- enari hisashi
- 3月10日
- 読了時間: 10分
更新日:4 日前
マンションにおいてセキュリティと利便性は、居住者が物件を選択し住み続けたいと考える際の重要な要素です。築浅のマンションでは、最新のセキュリティと利便性で注目を集めるIPインターホンが主流になりつつあります。一方、築年数の古いマンションではアナログのインターホンが設置されていることが多く、経年劣化などで故障が発生すると、修理や入れ替えに莫大なコストと手間がかかり、マンションの管理組合や居住者にとって大きな負担です。IPインターホンなら後付けが簡単で、アナログのインターホンが持つ多くの問題を解決できます。
◎アナログのインターホンの問題点
築年数の古いマンションは、集合玄関にオートロックや後付けのIPインターホンが設置されていない場合、誰もが各戸の玄関前まで侵入できる危険な状態に晒されています。アナログなインターホンは不法侵入や営業セールスなどの出入りを許し、呼び出しに応答しなかった場合は留守が知られてしまうため、プライバシーが脅かされる状況にあります。後付けでIPインターホンが設置されておらず、初期のモニターのない機器では、来訪者を見分ける手段は声のみとなるため、なりすましによる被害に遭いやすいです。オートロックが設置されていても、IPインターホンでないアナログの機器では通信データが盗聴されやすく、ハッキングや不正アクセスの被害に遭ったり、宅配業者や住人が集合玄関を開けたタイミングで不審者が一緒に入ってしまったりすることも考えられます。モニターが付いていてもIPインターホンの後付けがまだの場合、古くて映像品質が悪い機器が多く、夜間など暗い環境では来訪者の姿を確認できないため、犯罪の抑止力の低下が懸念されます。IPインターホンと違い、物理的な鍵を使用して解錠するため、万一鍵をなくした場合に第三者に拾われてしまうと、不法侵入や空き巣・鍵番号から合鍵を作成されるなどの犯罪に悪用されるリスクがあります。ひとり暮らしなどでスペアキーがすぐに用意できない場合、鍵の解錠のために専門業者に対応を任せなければならず、高額な費用がかかります。賃貸の場合は管理会社やオーナーとのやり取りも必要になるため、入室できるまで長時間家の外で待たなければいけません。宅配などの業者から荷物が届いた場合も、IPインターホンと違って留守で受け取れなかったことで持ち帰られてしまい、不在票から再度宅配業者に来訪して受け取る手間が発生することになります。IPインターホンにしていないマンションは、築年数が古いことが多いため、インターホンも老朽化している可能性が高いです。万一、故障が発生した場合は修理や交換の必要があり、電気配線を扱うため、工事を行うには機器の構造に関する専門的な工具や知識を持つ電気工事士が在籍する業者に依頼することが基本となります。IPインターホンの後付けが未対応の場合、室内の親機と玄関の子機をつなぐアナログのインターホンの配線は、通信用とVVFケーブルと呼ばれる親機に100Vの電源を供給する高電圧で太い配線との合計2本です。建物に複雑に配線されているため、故障や再度の後付け工事をする際は、事前に住戸ごとで日時を調整する必要があります。居住者が現場に立ち会う必要もあるため、工事が完了するまでに時間がかかります。10年以上経過した機器は部品の生産終了のリスクも高まり、調達の困難さから修理自体を断られてしまう場合があります。IPインターホンの後付けと比べてコストも高く付くため、管理組合の修繕費用だけでは不足し、居住者やオーナーから資金調達するケースも考えられます。全ての住戸の承諾を得るのは難しく時間もかかるため、修理をしたり後付けでインターホンを付け替えたりすること自体が困難になる可能性があります。
◎次世代のIPインターホンでできること
IPインターホンは、既存のマンションに後付けで導入できる次世代のインターホンシステムとして注目を集めています。IPインターホンのIPとは「インターネットプロトコル」の略称で、ネットワークを通じてデジタル化された音声や映像が、送信したい相手先に届けられる仕組みのことです。IPインターホンのネットワーク内では送信したいデータを分割して細かくし、それぞれにIPアドレスと呼ばれる宛先情報が付加されているため、早く正確に効率良く情報を相手先に届けることができます。IPインターホンシステムを後付けすれば、従来のアナログなインターホンと比べて高速で高品質なやり取りが実現可能です。IPインターホンを後付けする際は、主にケーブル不要で電波を利用して接続可能なWi-Fi、限られた範囲内でコンピューターやデバイスを接続するLAN、携帯電話回線を利用したモバイル通信とを組み合わせてインターホンシステムを構築します。従来のインターホンシステムの機能は相手を呼び出して応答することに限定されていましたが、IPインターホンの後付けでユーザーのニーズに合わせた柔軟な構成が可能になり、できることが大幅に増加しました。電波が届く場所であれば、IPインターホンが後付けで設置された建物の敷地内でなくとも日本全国から海外まで遠隔で呼び出しに対する応対や、モニターでリアルタイムの相手の映像の確認が取れます。離れていても後付けしたIPインターホンとスマートフォンを連携できるため、どこでもやり取りが簡単です。IPインターホンは後付け後にマンションの増築などで追加の機器が必要になった場合でも、ひとつのインターホンシステムから簡単に増設できます。管理はインターネット上でまとめて行えるため、IPネットワークと各機器をLANケーブルで接続するだけです。管理人は一箇所から全ての機器の監視を行えるため、IPインターホンの後付けが人件費の削減にもつながるのです。
◎IPインターホンを後付けするメリット
IPインターホンは、マンションからインターホンシステムを後付けする際に選ばれています。すでに後付けしたい建物に高速インターネット通信のためのLANケーブルが敷設されている場合、IPインターホンの設置にそのまま同じLANケーブルを使用できるため後付け作業は簡単です。IPインターホンは高精度のカメラを搭載しているため、視認性が良く夜間でも訪問者を的確に捉えて確認できます。万一、セールスや宅配業者を装った不審者がIPインターホンを呼び出したとしても、制服や社員証などの提示を求めることで未然に侵入を防げて安全です。多くの後付けされたIPインターホンには録画機能が付いているため、呼び出しに応答できてもできなくても訪問者の映像とやり取りを記録で残せます。不在の場合でも後から動画で確認できるため、セキュリティの強化につながり安心です。IPインターホンはスマートフォンと連携して外出先から来訪者の確認や応答ができるため、リアルタイムでスムーズに対応できたり、宅配業者にもその場で応対してお互いに不在時の再配達の手間を防ぐことができます。ひとつのIPインターホンの呼び出しに対して、複数の子機やスマートフォン、パソコンやタブレットで確認が可能なため利便性が高いです。IPインターホンは玄関前の様子を常時モニターカメラを利用して監視可能で、監視を知らせるステッカーを近くに貼ることと組み合わせて、不審者の動きを把握し犯罪の抑制に繋げられます。各種外部機器と連携できる機種もあり、一部のIPインターホンには緊急通報機能が備えられているため、異常を検知した際に警察や管理会社に自動で通報可能です。IPインターホンの解錠方法は、後付け前のように物理的な鍵を使用しなくてもスマートフォン・ICカード・暗証番号などさまざまで、選択肢が広がります。IPインターホン専用のアプリをダウンロードして簡単な設定を行えば、スマートフォンをIPインターホンシステムのリモコンとして使用できます。アプリ内のインターフェースから「解錠」ボタンを選択すれば、IPインターホンに接続されているロックが解除される仕組みになっています。スマートフォンを利用した応答もできるため、不在時にマンションのIPインターホンの呼び出しボタンが押されるとリアルタイムで通知が届き、詳細を確認したい場合は「通知」をタップするとアプリが起動しライブ映像と音声が表示され、応答したい場合は「応答」ボタンをタップすれば、相手と音声通話が可能です。
◎マンションの後付けに最適なギガテックのIPインターホンPE01
ギガテックのIPインターホンPE01は、シンプルな使いやすさと高品質で高機能なIPインターホンの集合玄関機で、マンションへの後付けに最適と注目されています。大きさは145×343×44mmと幅はハガキの縦の長さ程度、高さはB4用紙の縦の長さ程度とコンパクトで後付けしても建物に自然に馴染みます。データ通信と電力が同時に供給可能なPOE給電に対応しているため、ギガテックのIPインターホンPE01は、電源を取るためのコンセントが必要なく、今まで電源を引くのが困難で設置が難しかった場所へ後付けが可能になりました。7インチの薄型TFT液晶ディスプレイで高画質で色の再現性が高く、夜間などの暗い環境でも鮮やかでクリアな画像を表示可能です。視野角も180°と広いため、集合玄関周りを広範囲にカバーできます。赤外線で周囲の温度変化を感知するため、人や動物から発せられる熱にセンサーが反応し、後付け前には難しかった監視カメラとしての機能も十分です。周囲の余計な反響音を除去するエコーキャンセラー機能搭載で、クリアな音声通話が実現します。PE01の解錠方法は、QRコード・専用ICタグキー・暗証番号・顔認証・スマートフォンアプリと豊富な選択肢が特徴です。防塵・防水性能は防水加工時でIP67を誇るため、砂埃が舞うような屋外での使用や台風などの災害で後付けしたIPインターホンに直接水がかかることがあっても安心できます。ギガテックのIPインターホンPE01は、耐火性ABSと呼ばれる素材でできているため、優れた強度・耐衝撃性・加工性を持ち、後付け前の集合玄関機と比べて燃焼しにくく、火がつきにくい特性を持ちます。万一火災が発生しても火の広がりを抑えられ機器の損傷も防げるため、IPインターホンシステムが正常に機能し続ける可能性が高くなり、緊急時でも連絡手段の確保や迅速な対応が可能です。耐火性の高い素材は、IPインターホンの耐久性が高く長期に渡り使用できるため、後付け後のメンテナンスや交換の頻度が減りコスト削減につながります。
◎IPインターホンPE01をマンションに後付けした事例
ギガテックのIPインターホンPE01は、多くの世代に受け入れられるデザイン性と安全性、現代のライフスタイルに合った利便性により、マンションにある既存のインターホンからの取り替えや後付けに最適です。IPインターホンの後付けにより最新のデジタル技術を取り入れ、住民の生活の質を向上させます。
⚪︎単身世帯用マンションへPE01の導入事例
単身世帯に暮らす居住者は、学生や社会人が中心であり、日中は仕事や学校などで家を留守にすることが多い傾向があります。そのため、従来のインターホンでは訪問者が来ても応対できず、不在時の対応が課題となっていました。ギガテックのIPインターホン「PE01」を導入することで、スマートフォンと連携し、外出先でもアプリを通じて訪問者の確認や応対が可能になります。宅配便の受け取りでは、配達員とリアルタイムでやり取りし、置き配を依頼することができるため、荷物の受け取りがスムーズになります。また、突然の来客があった場合でも、外出先からインターホンを操作し、対応できるため、家を留守にしていても安心して生活できます。
⚪︎大規模マンションへPE01の導入事例
大規模マンションでは出入り口が複数ある場合が多く、1日に出入りする住民や業者の数も膨大なため、管理が煩雑になりがちです。ギガテックのIPインターホンPE01を後付けすれば、管理者がIPインターホンシステムを集中的に管理できるため、訪問者の管理やセキュリティの監視をひとつの場所から一括で行えます。訪問者の履歴を残しておくことで、トラブル時も迅速に対応可能です。IPインターホンのデータの管理やメンテナンスもまとめて済ませられるため、サーバーを置くスペースも最小限で、IPインターホンの後付け後に空いた敷地を共用スペースとして有効活用できます。
◎まとめ
マンションのアナログなインターホンからの取り替えや大規模修繕において、ギガテックのIPインターホンを後付けすれば、安全で便利な暮らしが実現します。単身者だけでなくさまざまな世帯が集まる大規模マンションでも、居住者のライフスタイルや訪問者を選ばないシンプルで使いやすい機器は、後付けが簡単です。ギガテックでは、長年LAN設備工事の実績を積んできたノウハウを最大限にいかし、IPインターホンの交換から後付けまでお任せいただけます。ご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。